◆名鉄、犬山ホテルを建て替え 訪日需要へ積極投資 21年度「インディゴ」に

名古屋鉄道は4日、グループの主力ホテル「名鉄犬山ホテル(愛知県犬山市)」を建て替えると発表した。
投資額は今後詰める。2021年度下期に「ホテルインディゴ犬山有楽苑」として再開業する。
成長が見込める観光分野へ積極投資することで、訪日外国人の需要を取り込む狙いだ。

名鉄は今回、英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)と提携した。
ホテルインディゴはIHGのブランドで、中部圏には初めて進出する。
新たなホテルは名鉄が建物を保有し、IHGの日本法人IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(東京・港)が運営する。

同日記者会見した名鉄の安藤隆司社長は国宝・犬山城など犬山地区の観光資源に言及。
「ホテルブランドを替えることで、さらに多くの方々に文化・歴史を体感してもらえる」と述べ、海外からの観光需要に期待した。

IHG日本法人のハンス・ハイリガーズ最高経営責任者(CEO)はホテルインディゴについて「日本で今後成長していくブランドだ」と説明。
中部圏の市場については「今後も成長すると楽観的に見ている」と述べた。

客室数150でレストランや宴会場、スパなども設ける予定。
スイートルームは1〜2室設ける。詳細は名鉄とIHGが今後詰める。
現在の名鉄犬山ホテルは19年8月末で営業を終了する。

イメージ図:2021年度下期に開業する「ホテルインディゴ犬山有楽苑」
https://www.nikkei.com/content/pic/20180604/96958A9F889DE1E3E1E6E1E0EAE2E2E6E2E4E0E2E3EA9EEBE3E2E2E2-DSXMZO3136181004062018L91001-PB1-2.jpg

日本経済新聞 2018/6/4 21:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31343280U8A600C1L91000/