不動産業者の不正隠しに一部行員も関与か?
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 スルガ銀行(静岡県沼津市)の中古1棟マンション向け融資で不正が相次いだ問題で、昨年に不正が疑われるなどして取引を打ち切られた複数の不動産業者が、その後も別業者経由で取引していたことがわかった。融資実績を上げたい行員の一部が、別業者を紹介するなどした疑いもある。融資の不正は今年2月上旬まで続いていた。

 中古1棟マンション投資では、融資を受けたい会社員らの貯蓄や、物件の空室率などについて、業者が資料を改ざん。スルガ銀から不正に多額の資金を引き出した。

 朝日新聞の取材では、スルガ銀は行内で不正が発覚した業者を取引停止処分としていた。しかし昨年に取引停止となった複数の業者は、別業者に名義を借りたり、売買・融資手続きを代行させたりするなどして処分をくぐり抜けていた。協力業者には数十万円の報酬を払うのが慣例だった。

 朝日新聞は業者が行員らと交わ…残り:518文字/全文:877文字

2018年6月13日11時33分
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