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親族4人殺傷事件 容疑者を精神鑑定へ 千葉
2018年6月16日 2時00分

先月、千葉市の飲食店で家族4人が包丁で切りつけられ、6歳の女の子が死亡した事件で、殺人などの疑いで逮捕された元千葉市議会議員について、刑事責任を問えるかどうか調べるため、検察が専門家による精神鑑定を行う方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

元千葉市議会議員の小田求容疑者(46)は先月、千葉市稲毛区の飲食店で一緒に食事をしていた、妹夫婦ら親族4人に包丁で切りつけ、めいで幼稚園児の高木彩友美さん(6)を殺害したほか、妹夫婦と1歳の赤ちゃんの3人にも重軽傷を負わせたとして、殺人や殺人未遂などの疑いで逮捕されました。

捜査関係者によりますと、調べに対し「4人とも殺すつもりだった」と供述する一方で、動機について説明に一貫性がなく、意味のわからない話もしているということです。

こうしたことから、千葉地方検察庁は刑事責任を問えるかどうか詳しく調べる必要があるとして、専門家による精神鑑定を行うための「鑑定留置」を裁判所に請求する方針を固めました。

検察は鑑定結果を踏まえて、起訴するかどうかを判断するとみられます。