2018年6月20日 12時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180620/k10011487521000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

温泉探査のため中国を訪れた際に、スパイ行為に関わったとして捜査当局に拘束されていた70代の日本人男性が、先月、起訴されていたことがわかり、これでスパイ行為に関わった疑いなどで拘束されていた日本人8人が全員起訴されました。
中国では去年3月、中国企業の依頼を受けて東部の山東省と南部の海南島で温泉探査をしていた日本人6人が、地元の捜査当局に拘束されました。

その後、4人は解放されましたが、中国共産党系のメディアは、当局の許可なく探査活動を行って国家機密を盗み、反スパイ法に違反した疑いで2人が拘束されていると伝え、このうち海南島で拘束された50代の男性は今月、起訴されました。

また日本の外務省によりますと、山東省で拘束された70代の男性も先月、起訴されていたことが新たにわかったということです。

中国では、反スパイ法が施行されたよくとしの2015年から、日本人が拘束されるケースが相次ぎ、今も8人が拘束されていますが、これで全員が起訴されたことになります。

8人のうち5人の裁判がすでに始まっていますが、非公開で進められているため、実態の把握が難しく、外務省は、日本人の権利が適切に守られるよう中国側に働きかけを続けることにしています。

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