iPhoneが落下するとその速度を検知してスプリング仕掛けの“脚”をエアバッグのように飛び出させ、無事着地させるケース「ADcase」をドイツの学生が発明し、7月にもKickstarterで出資を募る。

 iPhoneの落下速度を検知して4隅からスプリング仕掛けの“脚”をエアバッグのように飛び出させ、保護するケース「ADcase」を独アーレン大学の学生、フィリップ・フレンゼル氏が発明した。現在Kickstarterでのデビューを準備中だ。

 ADcaseのADはActive Dumping(振動を感知してそれを減衰させること)に由来するという。ケースには無線充電可能なバッテリーとセンサーが搭載されており、高速で落下すると脚が飛び出す。




 ケースの厚さは約5ミリあり、脚を出すと本体の地上からの高さは30ミリになる。飛び出した脚は手でたたむ必要がある。

http://image.itmedia.co.jp/l/im/news/articles/1807/01/l_yu_adcase2.jpg

 ドイツの発明コンテストで受賞したフレンゼル氏は友人と会社を立ち上げ、ADcaseの商品化を計画している。今のところ、ケースはiPhone(X、8、8 Plus、7、7 Plus、6S、6S Plus、6、6 Plus)用のみだ。

 公式サイトに登録すると、Kickstarterでのキャンペーン開始時に通知を受け取れる。

http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1807/01/news015.html