0001カプチーノ ★
2018/07/05(木) 13:00:19.29ID:CAP_USER95月の目撃件数は91件で、記録がある05年以降で最多になっている。【原奈摘】
北信合同庁舎(中野市壁田)では3日、北信地区野生鳥獣被害対策チームが被害対策に関する講演会を開催した。
信大教育学部付属志賀自然教育研究施設の水谷瑞希助教(44)が、野生動物の生態と対策について講演し、市町村の職員らが農作物・人的被害に遭わないための地域づくりについて学んだ。
水谷助教は、北陸3県ではブナやミズナラが凶作の年に山地での餌が不足し、里での大量出没が起こっていると説明。
「クマの餌となる樹種を特定し、豊凶の波がわかれば(県内でも)大量出没の年を予測できるかもしれない」と語った。
他の動物についても、「イノシシは電気柵が有用だが、サルは来た時に追い払うことが効果的」などと生態に合った対策の必要性を訴え、「野生動物の食料となる農作物などを管理することが重要」だと強調。
取り残しの作物や残飯を放置すると餌がある場所だと動物が学習してしまうためで、「電気柵や捕獲などの方法も組み合わせて、鳥獣にとって魅力のない集落をつくってほしい」と呼びかけた。
県森林づくり推進課は「熊の大量出没年は7〜8月から目撃件数が著しく増加するため、今の段階では今年がどうかわからない」としたうえで警戒している。
今年、初めて学校の教職員を対象に、熊出没に備える安全教育の講義を実施するなど対策を強化中だ。同課は「まず熊に遭遇しないことが大切。今年『空振り』になってもいいので、対策を進めたい」と話している。
毎日新聞2018年7月5日 08時57分(最終更新 7月5日 12時23分)
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180705/k00/00e/040/197000c