飯場制度

土木建設の工事現場付近に労務者を合宿させ,なかば強制的に
就労させる前近代的労務制度。労務者の合宿舎として建てられ
た簡単な建物を飯場と称するところからこの名がある。

この制度のもとでは,工事請負業者が組頭を配下において労務者
の監督にあたらせ,賃金の中間搾取などを行うことが多く,また
賃金支払いも,労務者の逃亡を防ぐため金券が用いられることもあった。

労働基準法の施行,大手建設業者のウエイトの増大などにより,
ほとんど解体したといってよい。 (→納屋制度 )
https://kotobank.jp/word/飯場制度-118592