6日午前5時半ごろ、京都市左京区静市野中町の民家の庭に、体長約1メートルのオオサンショウウオがいるのを住人男性が見つけた。連絡を受けた京都市が5時間半後に保護した。市文化財保護課によると、近くを流れる鞍馬川が雨で増水し、急流から逃れてきたとみられる。

 発見した男性(68)は、オオサンショウウオが家の前の京都府道から庭に入ってきたのを見て、虫取り網を使ってバケツに入れた。「のしのし歩いていた。初めは小さいワニかと思った」と話す。

 同課によると、水の中に生息しているが、泳ぎが得意ではなく、大雨のときは川辺に上がることもある。京都大が今後、DNA型鑑定し、国の特別天然記念物の日本固有種かどうかを確認する。(本多由佳)

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