7/17(火) 8:07配信
福井新聞ONLINE

 福井県福井市内で7月15日夜にあった火事で、福井県警福井南署と県警捜査1課、機動捜査隊、自動車警ら隊は16日、自宅に火を付け全焼させたとして現住建造物等放火の疑いで、同市、無職中美優容疑者(28)を逮捕した。同署によると「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は15日午後7時半ごろ、木造2階建ての自宅に火を付け、全焼させた疑い。

 福井南署などによると、15日午後7時20分ごろ、同居する中容疑者の母親が外出先から「娘から『家に火をつける』という連絡があった」と通報、午後7時半ごろにも家にいた兄から119番通報があった。住宅1棟が全焼し、隣接する家屋2棟の外壁の一部などを焼いた。けが人はなかった。同容疑者は、母親、兄、息子と4人暮らしで、出火当時、自宅には同容疑者のほか兄がいたが、逃げ出して無事だった。

 県警、市南消防署は16日、実況見分を行った。市南消防署によると、1階中央部分にあった同容疑者が使用していたとみられる部屋と、その西側に隣接する部屋の辺りが激しく燃えていたという。福井南署などが動機などを調べている。

 近くに住む40代女性は「2年ほど前に引っ越してきたようだが、(同容疑者とは)あまり面識がない」と話した。

 現場は同市豊小から西に約100メートルの住宅地。昨年7月には、今回火事のあった現場近くにあった、男が自ら所有する空き家に放火、全焼する火事があったばかりだった。

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