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連休明けでボランティア大幅減「まだまだやること多い」
2018年7月17日 19時39分豪雨 生活・支援

今回の豪雨で大きな被害を受けた広島県呉市では、連休が終わりボランティアの数が大幅に減る中、仕事が休みの地元の人たちが中心となり、壊れた住宅から土砂を取り除く作業が行われています。

広島県呉市の吉浦地区は、土砂崩れで複数の住宅が倒壊するなど大きな被害を受け、17日も午前中には仕事や学校が休みの地元の人たちなど30人ほどが、土砂を取り除いたり仏壇を拭いたりする作業に当たっていました。

呉市のボランティアセンターによりますと、吉浦地区では連休最終日の16日、およそ850人が活動していたということです。

地区の一部では、被災した住宅が今も残され今後も人手が必要となるということで、毎日ボランティアに来ている隣の地区の古本邦昭自治会長は「ボランティアは激減しましたが、まだまだ復旧までにやることは多いので大勢のボランティアに来てほしい」と話していました。

近くに住む32歳の男性は「きょうは仕事が休みなのでボランティアに来ました。人数は少ないですが、みんなで協力して頑張りたい」と話していました。

自宅の1階に土砂が流れ込んだ80歳の男性は「平日でも来てくれる人たちがいて涙が出そうです」と話していました。

3連休のボランティア 3万2000人

各県の社会福祉協議会などのまとめによりますと、16日までの3連休に、広島県と岡山県、愛媛県の被災地で活動したボランティアは合わせておよそ3万2000人に上りました。

県別でみると、広島県がおよそ1万2900人、岡山県がおよそ1万2700人、愛媛県がおよそ6400人となっています。