2018.7.19 07:00更新 産経ニュース

遠隔服薬指導を受けた中西雪子さん=福岡市東区
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 薬剤師からパソコンやスマートフォンを通じ、薬局のない遠隔地でも、薬の処方箋などの説明を受けられる全国初の「遠隔服薬指導」が18日、福岡市で本格的に始まった。厚生労働省の諮問機関、中央社会保険医療協議会でこの日、遠隔指導の公的医療保険適用が認められ、実現した。

 志賀島(福岡市東区)で食堂を営む中西雪子さん(85)が指導を受けた。

 スマートフォンの向こうから、きらり薬局名島店(東区)の薬剤師が体調について聞き取り、中西さんが新たに使い始めた塗り薬の使用状況を確認した。

 中西さんがオンラインで指導を受けた1時間後、薬局スタッフが車で薬を届けた。きらり薬局の薬剤師は改めて、中西さんに連絡を入れ、薬の内容をスマートフォン越しに伝えた。

 中西さんは「便利で、これまでより気軽に薬を頼めるのが良い。お金が少しかかっても処方を受けたい」と感想を述べた。

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