東京 江戸川区で生活保護の受給者を支援する男性職員が、担当する女性に「胸が大きい」と発言するなど、合わせて6人に不適切な言動を繰り返していたことがわかり、区は男性職員を停職3か月の懲戒処分にしました。

停職3か月の懲戒処分となったのは、江戸川区で生活保護の受給者を支援するケースワーカーを務めていた55歳の男性職員です。

江戸川区によりますと、この男性職員はおととし4月ごろからことし3月ごろまでのおよそ2年間に、担当する受給者の女性に「胸が大きい」などの発言を繰り返したり、食事に誘ったりしていたということです。

これを受けて区が調査した結果、受給者の女性合わせて6人に不適切な言動を繰り返していたことがわかりました。

区によりますと、被害に遭った女性の中には、「生活保護が打ち切られてしまうと困るので言えなかった」と話している人もいるということです。

一方、男性職員は「恋愛感情を持っていたのでやってしまった。申し訳ないことをした」と話しているということです。

江戸川区の岡村昭雄福祉部長は「被害に遭われた方には大変申し訳なく思います。再発防止に向け、職員の指導を徹底し信頼回復に努めていく」とコメントしています。

2018年7月20日 19時30分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180720/k10011542061000.html