記録的な暑さが続く中、兵庫県内では21日、豊岡市で2日連続38度台となる最高気温38度、福崎町で36・2度となるなど、20カ所の観測地点全てで30度以上となった。佐用町では熱中症とみられる症状で男性が死亡したほか、神戸新聞社のまとめでは、県内で午後5時までに計76人が救急搬送された。

 佐用署と佐用消防署によると、同日午後5時15分ごろ、佐用町中三河の千種川沿いの農道で、近くの無職男性(85)が倒れているのを通行人が見つけ、119番した。駆け付けた救急隊員が死亡を確認。草刈りを終え、片付け中に倒れたとみられる。

 また、加西署によると、加西市では同日午前11時10分ごろ、屋外で雑草を燃やしていた男性(65)が倒れ、両膝にやけどを負った。男性は「目の前が真っ暗になった」と話しているといい、同署は熱中症で倒れたとみている。

 熱中症の疑いで救急搬送された患者のうち、重症は神戸市の2人。同市消防局によると、兵庫区の80代女性と、北区の70代女性がそれぞれ、自宅で気分が悪くなって搬送された。



神戸新聞NEXT 2018/7/21 22:56
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201807/0011468033.shtml