◆大分のネイマール? 派手に転がるセイウチ、ショー終了後の姿が話題

水族館のセイウチを映した動画が、ツイッター上で注目を集めています。
ショーを終えた後、飼育施設へつながる下り坂をゴロゴロと転がりながら移動している様子が、「大分のネイマール」と話題になっているのです。
飼育部の担当者に話を聞きました。

今月20日、大分市にある水族館「うみたまご」のツイッターアカウントが、「セイウチの帰り方」という文言とともに動画を投稿しました。
最初に登場するのがセイウチ「ぶぶ」の胴体。

飼育員の後を追うようにして、おなかと背中を交互にグルグルと見せながら、下り坂を転がっていく様子が映っています。
最後は飼育施設につながる扉近くで起き上がって、スタスタと歩いていきます。

この動画に対して、「大分のネイマール」「もしや今流行りの?? #ネイマールチャレンジ」といったコメントが寄せられ、リツイートは3万、いいねは7万を超えています。
「ネイマールチャレンジ」とは、サッカーW杯で注目されたネイマール選手にちなんだ動画のことです。
子どもたちがドリブルしていて、誰かが「ネイマール!」と叫ぶと、一斉に芝生に倒れ込んで、のたうち回る様子を映したもので、ファウルをアピールする際の姿をまねたものとされています。

■水族館に聞きました

なぜこのセイウチは転がりながら帰って行くのか? 
飼育部獣類グループのサブリーダー・十万仁志さんに話を聞きました。

――こちらの動画はいつ撮影されたのものですか

投稿した日の4〜5日くらい前です。

――動画に登場している「ぶぶ」のプロフィールを教えてください

2001年生まれのメスです。
うみたまごのセイウチの中で唯一眉毛があります。
あまり感情を表に出すことはなく、繊細なハートの持ち主です。

――ぶぶ以外のセイウチも同じように転がりながら帰るのでしょうか

うみたまごでは3頭を飼育しており、「みー」と「泉」も同じように転がって帰ることがあります。

■教えて覚えたの?

――転がって帰る姿はいつも見られるのでしょうか

たまに気分転換に転がりながら帰っています。
うみたまごのセイウチたちはこの動作が好きなので、よくやらせています。

――教えてマスターしたのでしょうか

転がる動作は芸の1種目として教えたもので、サインを出すと転がりますが、もともと自然界でも横に転がったりする動作はしているようです。

――「ネイマールチャレンジ」は意識したのでしょうか

特に意識していませんでした。
ネイマールチャレンジのことは知りませんでした。

――話題になったことについて感想を

転がる動作は以前からやっていたことなので、すごい勢いで広がったことに驚いています。

https://twitter.com/umitamago_staff/status/1020277365329412097
※リンク先に動画があります

withnews 2018年07月23日
https://withnews.jp/article/f0180723005qq000000000000000W00o10101qq000017722A