◆全世帯で断水解消 岡山 倉敷 真備

記録的な豪雨の影響でおよそ7600戸が断水していた岡山県倉敷市真備町では、24日朝、全域で断水が解消され、早速、住民が水道の水を利用していました。
今回の豪雨で町の面積のおよそ3割が水につかった倉敷市真備町では、水道管が破損するなどしたため、堤防が決壊した小田川の北にあるおよそ7600戸が断水していました。

倉敷市が復旧作業を進めた結果、水質に問題がないことが確認できたとして、24日午前9時に断水は解消されました。
市の水道局の職員は車で町じゅうをまわり、水道水が使えるようになったことを住民に伝えるとともに、供給できる量が限られているため節水を心がけてほしいと呼びかけていました。

断水が解消された有井地区に住む神崎茂さん(59)は、早速水道の水をコップに注ぎ、おいしそうに飲み干しました。
そして、やかんでお湯を沸かし、レトルトの牛丼やコーヒーを味わっていました。

神崎さんは「これまでは避難所などにペットボトルの水をもらいに行っていました。
水道が使えるようになり少しは日常が戻ったような気がします」と話していました。
倉敷市水道局の風藤万由子さんは「長く断水が続き住民の皆さんには不便をおかけしましたが、これからは安心して水道水を使ってほしいです」と話していました。

NHKニュース 2018年7月24日 12時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180724/k10011546311000.html?utm_int=word_contents_list-items_011&;word_result=%E8%B1%AA%E9%9B%A8%20%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%83%BB%E6%94%AF%E6%8F%B4