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記録的な豪雨が発生して以降、広島県や岡山県にある宿泊施設の予約をキャンセルした人は、推計で合わせておよそ28万人に上り、55億円ほどの減収額が見込まれることがわかりました。

広島県と岡山県は、記録的な豪雨が発生して以降に県内にあるホテルや旅館などの宿泊施設の一部を抽出してキャンセルの状況を調査し、県全体での件数を推計しました。

その結果、予約のキャンセル数は、広島県内では800の施設でおよそ18万人、岡山県内では749の施設でおよそ10万人で、両県で合わせておよそ28万人に上ることがわかりました。

これによる減収額は、広島県で45億円程度、岡山県で10億円程度の合わせて55億円ほどと見込まれています。

岡山県によりますと、豪雨で大きな被害が出た倉敷市真備町から10キロ余り離れた倉敷市の美観地区でも、主な文化施設に訪れた人の数が去年と同じ時期に比べて半分以下に落ち込んでいます。直接被災していない地域などでも影響が出ているということです。

広島、岡山両県では、県内の主要な観光地はほぼ平常どおりに営業し、観光に支障はないとして、ホームページやSNSによる情報発信などを通じて観光業への支援を強化していくことにしています。

2018年7月25日 14時26分
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