7/27(金) 5:57配信
デイリー新潮

倉庫の窓ガラスが丸く切り取られている

 いわゆる人でなしとは、こういう輩のことを指すのだろう。酷暑に見舞われ、心身ともに疲れを募らせる西日本豪雨の被災者を尻目に、壊れた家屋から金品をくすねる。残念ながら、今回も後を絶たないようで――。

 実際、被災地はどさくさに紛れて火事場泥棒を働きやすい環境ではある。裏返せば、それほど被害が甚大なのだ。はたして、被災地に遠征したのか、窃盗団があちこちに出没。時にはボランティアに扮して、許されざる狼藉を働いている。

 岡山県倉敷市真備(まび)町。2階まで浸水した家の住人は、

「11日の晩かな、倉庫の窓のガラスが丸く切り取られていました。でも、モノはなにも盗られていない。泥だらけでわからなかったのかもしれません」

 続いて、その隣家の70代の住人が、

「この辺りはなかなか水が引かず、大雨が上がっても3日くらい、水浸しのままでした。それで目をつけられたのだと思いますが」

 と、話を続ける。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180727-00545907-shincho-soci