東京都多摩市のビル建設現場で5人が死亡した火災で、床に隙間があった状態でバーナーを使用したため、火花が地下の免震層に落ち、ウレタン製断熱材に引火したとみられることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は27日朝から、現場の実況見分を行うとともに、業務上過失致死傷容疑で工事現場の安全管理体制についても捜査を進めている。

 警視庁は27日、死亡した5人のうち4人の身元について、栗原功至さん(52)(東京都)、菅野俊規さん(44)(同)、沢田俊治さん(49)(同)、岩本靖雄さん(51)(神奈川県)と発表した。残る1人は60歳代の男性とみて、身元確認を進めている。

 死亡した5人は全員、作業員で、1人は免震層、3人は地下、残る1人は3階の上の屋上部分で発見された。警視庁は27日から司法解剖を始め、詳しい死因を調べる。

 捜査関係者によると、当時、火元の地下3階では、不必要になった鉄骨を運び出すため、ガスバーナーで切断する作業が行われていた。1人がバーナーを操作し、もう1人は近くで水を持って火花を消す役割をしていた。

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2018年07月27日 15時09分
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