2018年7月28日 07時19分
 安倍首相が国会議員や財界人らと夜の会食を控えている。記録的な大雨の恐れがあると発表された今月5日夜に自民党議員の懇親会「赤坂自民亭」に出席したことを批判されたことへの反省がありそうだ。
公表されている首相の夜の会食は17日の欧州連合(EU)首脳との夕食会を除き、6日の規制改革推進会議委員との会食が最後だ。災害対応を優先する姿勢をアピールする狙いがうかがえる。

 それでも9月の自民党総裁選で連続3選を目指す首相にとって、会食は票固めに重要だ。関係者によると、25日夜には地元・山口県の同党県議らを招いた会食を公邸でひそかに開催した。ただ、軽い食事だけで、アルコールはなかったという。

 24〜26日昼には公邸で熊本、愛知、大分の各県議と昼食を取るなどして、懇談した。災害対応が一段落するまで、被災地を意識して「宴席」と映りかねない夜の会食は自粛する戦略のようだ。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180727-OYT1T50151.html