◆アサヒの1〜6月期、純利益48%増 海外伸びる

アサヒグループホールディングスが2日発表した2018年1〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が603億円と前年同期比48%増えた。
買収した欧州のビール事業が6割超の増収となり、全体をけん引。
国税庁の安売り規制強化で国内のビール類が低迷するなか、1〜6月期として最高益となった。

売上高に当たる売上収益は7%増の1兆50億円。
ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブから買収した中東欧事業が昨年4月から連結対象に加わり、収益を押し上げた。
同社から獲得した西欧事業も主力ブランド「スーパードライ」などの販売が伸びた。

1〜6月期実績は期初計画を大きく上回ったが、18年12月期通期の純利益は前期比1%増の1420億円とする従来予想を据え置いた。
海外は好調だが、国内酒類事業の通期見通しを下方修正した。

日本経済新聞 2018/8/2 20:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33726400S8A800C1TJ2000/