https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180806/0004959.html

木津川市が水害対応タイムライン
08月06日 08時27分

京都府木津川市は川の水位が上昇した水害を想定してあらかじめ取るべき対応を時系列で決めておく「タイムライン」の策定を進めていて、近く概要を公表することになりました。

「タイムライン」は災害時に自治体や関係機関などが取るべき対応をあらかじめ時系列で決めておく計画で、被害の軽減につながると期待されています。

先月の西日本豪雨で水害への備えに関心が高まる中、京都府木津川市は、市内を流れる川の水位が大雨で上昇した水害を想定したタイムラインの策定を進めています。

市は気象台や国土交通省の河川事務所などおよそ20の機関と連携して策定作業を進めていて、▼川の水位などに応じて避難勧告や避難指示などを出すタイミングや、▼堤防が決壊するおそれがある際は民間のバス会社が住民の避難に協力することなどが盛り込まれる見通しです。

国土交通省によりますと、関西を中心とした2府4県にまたがる淀川水系流域の自治体で、複数の関係機関が連携してタイムラインを策定するのは、大阪府などが策定を進める寝屋川の計画に次いで2例目だということです。

市は、近く関係機関と会議を開いて内容を固め、概要を公表することにしています。