◆文部科学省 汚職事件受け調査チーム設置へ

私立大学の支援事業などをめぐる一連の汚職事件を受け、文部科学省は、ほかの事業でも不正がないかなど、さらに調べる必要があるとして、弁護士らがメンバーの調査チームをつくることになりました。
文部科学省では、私立大学の支援事業をめぐって前の局長が収賄の罪で起訴されたほか、医療コンサルタント会社から接待を受けたなどとして、前の国際統括官が逮捕されています。

文部科学省は、今年度の公募型の事業で不正がないかや、過剰な接待を受けるといった職員の規律違反がないかなどさらに調べる必要があるとして、近く、調査チームをつくることになりました。
調査チームは、水落文部科学副大臣をトップに、弁護士や公認会計士など4人の有識者が参加し、今月下旬に初会合を開き、秋までに調査を終えたいとしています。

また、調査結果を踏まえて、文部科学省は、若手職員の意見も聞きながら、再発防止策などを検討していくことにしています。
林文部科学大臣は、記者会見で、「こうした取り組みを通じて文部科学省の信頼回復と再生につなげていきたい」と述べました。

NHKニュース 2018年8月10日 15時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180810/k10011572151000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_006