>>61
そうなんだよね 

福祉の勉強すると『施設から居宅へ』は詳細に勉強させられる
まさに絶対に間違いのない理想であるような扱いなのだ

ちなみに介護保険の歴史からざっくり見ると
2005年頃に地域包括ケア(つまり施設ではなく居宅支援を地域ケアの目標とする)の導入開始
2010年頃に認知症対策計画(オレンジプラン)で家族介護の強化を志向
(家族に介護実務教育を行う等)
といった
家族・居宅の強化が打ち出された

しかし実際には介護殺人多発、介護離職の社会問題化
こうして居宅強化は次第に放棄される方向にむかう

そして2015年には新しいオレンジプランでは『家族の負担軽減』『居宅と医療の連携強化』が打ち出される
要するに居宅では重度認知の世話は無理だと初めて公式に認めたことになるのだ

そして2018年の介護保険改正では
認知症重度などを収容する介護医療員の創設や
施設と医療の連携が打ち出された

以上をさらにざっくりまとめると
居宅強化→失敗→居宅の負担軽減→認知症重度への施設での医療的取り組み強化
というかなり迷走した流れになるのである