南太平洋の島国トンガのポヒバ首相が、中国に対し、太平洋の島国が負う債務を帳消しにしてほしいと求めている。
中国はここ数年、援助という形で太平洋の国々に膨大な額の借款を提供し続けてきた。
オーストラリアのシンクタンクの推計では、トンガだけで総額1億ドル(約110億円)が貸し付けられている。

 ポヒバ首相は、同じ南太平洋の島国サモアの14日付の新聞サモア・オブザーバーに掲載されたインタビューで、9月にナウルで開かれる太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議で「中国の債務問題を話し合う必要がある」と主張。
「許してほしいと中国に頼む文書にPIF全加盟国が署名すべきだ」と訴えた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018081500911&;g=int