◆下村元文科相ら不起訴 東京地検特捜部

下村元文部科学大臣の事務所が、学校法人加計学園の幹部を通じてパーティー券代、合わせて200万円を受け取っていたことについて、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いで告発されていた下村氏ら3人を不起訴にしました。
下村元文部科学大臣の事務所が平成25年と26年に加計学園の当時の秘書室長を通じて、支援団体のパーティー券代として合わせて200万円を受け取っていたことについて、去年7月、市民団体が「パーティー券収入は収支報告書に記載がなく、政治資金規正法違反の疑いがある」として、下村氏や支援団体の代表ら3人を東京地検特捜部に告発していました。
これについて下村氏は去年、記者会見を開き「パーティー券は加計学園が購入したものではなく、11の個人や企業が学園の秘書室長に現金を預け、それぞれ収支報告書に記載義務がない20万円以下で購入した」などと説明していました。

特捜部は関係者から事情を聴くなどして捜査を進めた結果、15日に下村氏ら3人を不起訴にしました。
特捜部は「下村氏らは収支報告書の記載や詳しい経緯を把握していなかった」などと判断したものと見られます。

NHKニュース 2018年8月15日 19時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180815/k10011578281000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_032