8/21(火) 19:01配信 FNN PRIME
ありえない…! ウミネコの体に「棒のようなもの」いったい何が?
ウミネコの体を貫通する棒のようなもの

専門家「ありえない状況」
千葉県・銚子市の漁港にて、神妙な面持ちでじっと何かを見つめる担当者。その視線の先には、街灯の上に停まった2羽の鳥、ウミネコがいた。

【画像】貫通しているものの先端が、へこんでいる様子

よく見てみると、ウミネコの体には何やら、棒のような物が突き刺さっている。
いったい、何が起きたのだろうか。

鳥獣保護を担当する、千葉県海匝地域振興事務所によると、このウミネコは先月下旬から、棒状のものが体に刺さった状態で目撃されており、
刺さっている棒状のものは、水辺に生える“ヨシ”とみられる植物だという。

その、ヨシという植物を実際に、人の手の平に押し付けてみたが、少しも折れることはなかった。

東京大学・樋口広芳名誉教授:

非常にありえない状況なので、どうしたんだろうと。恐らく、人による行為ではないかと思う。羽毛と体を貫通して突き刺さっていることは、通常ではありえない。

ああいうもの(ヨシ)が体に突き刺さるということは、ウミネコの動き方からしても、ヨシの生えているところの状況からしても考えにくい。
射抜いたかなんかしたのではないかと。
気になるのは、上の方の端がへこんでいる。例えば弓の糸にひっかけやすいような形状になっている気もする。

ウミネコは元気よく飛んではいるが、ヨシとみられる植物が貫通した状態だ。これが、何者かによるイタズラだとしたら、あまりに心ない行為だ。

このウミネコを見た街の人も、悲痛な思いを口にした。

「かわいそうね。貫通しちゃってるの!」
「誰かがやっているとすれば、とんでもない話」

捕獲作戦を試みるも…
そんなウミネコを保護するため、千葉県の職員は捕獲作戦を決行した。
その方法は、防鳥用のネットに餌となるイワシを置き、ウミネコが食べようとしたところを捕獲するというもの。

用意を終えた職員たちが、車の陰に隠れながら、その時を待つも、近くにウミネコは下りてきてはいるが、当該のウミネコだけは下りてこない。
また、餌のイワシを投げてみても、警戒しているのだろうか。思うように近寄ってきてくれない。

千葉県海匝地域振興事務所・平野明久さん:
ちょっとこの状態だと、捕獲は厳しい。4日連続でやっていますので…。地元のバードウォッチャーの方も、ご自身たちも知ってはいたが、見守ってきたという話も聞けたので、そういう方法もひとつあるのかなと。

事務所としては、ヨシの刺さったウミネコに、衰弱の様子が見られないことや、捕獲の際に傷口が広がる恐れがあることから、今後はパトロールを継続して、様子を見ることにしている。

いったい誰が、何のためにこんなことをしたのだろうか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00010010-fnnprimev-soci
8/21(火) 19:01配信

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