息子や親族を装って「フルーツを送る」と電話をした後、現金をだまし取る新手のオレオレ詐欺が、首都圏を中心に相次いでいることが捜査関係者への取材でわかった。

東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県では昨年12月以降、100件超の電話が確認された。
フルーツを持ち出すことで高齢者の警戒心を解き、住所を聞き出すのが特徴だ。
警察当局は、今後、被害が全国に拡大するおそれがあるとして注意を呼びかけている。

「家に桃を送るからね。明日、農園から電話があるから」。
先月26日夜、東京都品川区の女性(71)が電話に出ると、長男を装う男がこう切り出した。
翌朝、農園を名乗る電話があり、「送り先を確認させてください」と住所を尋ねられた。

その約30分後、再び長男役から「会社の金を使い込んだ」と切迫した声で電話があった。
女性は、自宅近くに現れた息子の同僚を名乗る男に現金100万円を渡した。
その後、詐欺に気づいた女性は「息子の言う通りに農園から電話があったので、信じてしまった」と話したという。

http://news.livedoor.com/article/detail/15203025/
2018年8月24日 8時51分 読売新聞

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