寺社など建造物への被害では、野生動物によるものも後を絶たない。文化庁のまとめでは、国宝と重文の建造物に対する野生動物の被害は02〜17年度に131件。ここ5年間で60件と増加が目立つ。

ハクビシンは額から鼻にかけての白い筋が特徴的なジャコウネコ科の肉食獣。建物の屋根裏にすみつき、糞(ふん)尿で天井を腐らせたり屋根板を破ったりする。似た被害を及ぼすアライグマは外来生物法の特定外来生物に指定されている。

 二条城では10年にアライグマの被害が初めて確認され、これまで4頭が捕獲された。一方、ハクビシンは15年に捕獲されて以降、今回で8頭目という。

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朝日新聞デジタル
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