9/3(月) 8:24配信
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 大韓航空が12月から2019年3月まで、定期便・青森−ソウル(仁川)線を現在の週3往復から2往復増やし、週5往復で運航することが2日、関係者への取材で分かった。17年度は10月末から3月に初の週5往復化に踏み切り、好評だった。前年の実績を踏まえ、本年度は需要が特に高まる年末から増便するという。

 ソウル線は現在水曜、金曜、日曜の3往復運航している。増便するのは、12月22日〜19年3月30日の火曜と土曜で、ボーイング737−900型(159席)を使用する。

 ソウル線は東日本大震災の影響で11年3〜10月まで運休。週4往復で運航したこともあったが、12年10月からは週3往復での運航が続いた。県や関係機関の積極的なPR活動もあり、徐々に利用者数が増加。ゴルフを目的とした旅行が定着したほか、桜や紅葉、スキーなど1年を通した観光の魅力が認知され、特に冬場の需要が高まっているという。

 利用者の増加を受け、ソウル線は17年4〜6月に使用する航空機を大型化、10月末から18年3月末までの冬季スケジュールを全期間5往復に増便した。

 ソウル線の17年の搭乗率は、大型化や増便などの影響もあり前年比9.1ポイント低下の63.7%だったものの、利用者は3万7439人で前年を4572人上回った。18年1〜7月は搭乗率が71.6%、8月の搭乗率は85.8%と好調に推移している。

 ソウル線の利用者は7〜8割が韓国人をはじめとする外国人。17年は日本人8208人に対し、外国人は2万9231人だった。同年青森県に宿泊した外国人のうち、韓国人は3万510人(前年比25.1%増)で台湾、中国に次ぎ3番目に多かった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00000005-webtoo-l02