北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長がアメリカのトランプ大統領の任期が終了する2021年1月までの非核化の実現に意欲を示したことをめぐり、トランプ氏は「時間をかけても構わない」と発言し、容認する考えを示しました。
トランプ大統領は6日、西部モンタナ州で行った選挙集会で、北朝鮮の非核化を念頭に、「何かが起きるだろうと思う」と期待感を示したうえで、「時間をかけても構わない」と容認する考えを明らかにしました。

これに先立って北朝鮮の金正恩党委員長は5日、トランプ氏の1期目の任期が終わる2021年1月までに非核化を実現したい考えを韓国の特使に伝えていました。
当初、速やかな非核化を求めてきたトランプ氏ですが、6月の米朝首脳会談の直前からは、「時間がかかる作業だ」と発言を後退させていて、今回さらに、2021年1月までの具体的な期限を容認したものとみられます。
ただ、トランプ氏は「制裁は続いている」と北朝鮮をけん制しつつ、核・ミサイル実験の中止や、拘束されていた韓国系アメリカ人3人が解放された例を挙げて、「一銭も払わずに成果を出している」と、有権者に強硬姿勢もアピールしています。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3466769.html