関西電力は12日、定期検査中の高浜原子力発電所3号機(福井県高浜町)の蒸気発生器の伝熱管と支持板の間に長さ10ミリほどの異物が挟まっていたと発表した。伝熱管の壁の厚みが薄くなる「減肉」がわずかに確認されたが、運転に必要な厚みの基準値は満たしている。外部環境への放射性物質の流出はない。

 12日未明に関電が蒸気発生器にカメラを入れ、異物を発見した。異物の材質や原因については調査中だが、定期検査中だった2012年2月〜16年2月の間に混入したとみられる。

2018/9/12 19:57
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35277860S8A910C1LB0000/