6月18日に起きた大阪北部地震で、最大震度6弱を観測した大阪府内の5市では、建物や道路などが壊れたことによる直接被害額が合計で最大1・2兆円に上ることが、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)と神戸大の推計でわかった。10月7日に仙台市で開かれる日本自然災害学会で発表する。

 1978年の宮城県沖地震から2011年の東日本大震災まで14の地震を対象に、震度ごとに被害額を分析。そのデータを基に、大阪北部地震で震度6弱だった高槻、茨木、枚方(ひらかた)、箕面(みのお)4市と大阪市北区にある住宅や工場、病院などが被害を受けたと推定して計算した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00050063-yom-sci