熊本地震で破損した熊本城天守閣の屋根瓦約200トンが、1トンあたり千円で、希望する民間企業・団体に譲渡されることになった。熊本市が26日、発表した。

 2016年4月の熊本地震では、大天守の約130トン、小天守の約70トンの瓦が落下するなどして破損した。熊本城総合事務所によると「砕いて建材などに使うほか、加工してイベントで配るなどの使い道が想定される」という。譲り受ける量に上限は設けないが、1トン未満では譲渡しない。

 希望する団体は、10月19日必着で、瓦の有効活用や再資源化などの方法を書面で示し、熊本城総合事務所に郵送するか持参する。10月下旬〜11月上旬に同事務所が審査を行った上で、譲渡先を決める。

 応募の詳細は10月1日に熊本市のホームページに記載する。問い合わせは熊本城総合事務所

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