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台風と内定式、会社と私
2018年9月28日 21時08分台風 影響

「え?ちょっと待って10月1日さ、内定式なんだけど台風って…これやばくない?何時に出れば間に合うんだ?てか、電車どうなるんだ?」(ツイッターより)
試されているのは私?会社?

(ネットワーク報道部記者 管野彰彦・田辺幹夫・國仲真一郎)

台風21号を思い出して!

この週末、日本に接近すると予想される台風24号について、気象庁が28日に開いた会見。関西空港を浸水させたほか、13人が死亡、最大でおよそ170万戸が停電するなど大きな被害をもたらした台風21号と「同じような強さで西日本に接近するおそれがある。記憶に新しい被害を思い出し、早め早めの安全確保に努めてほしい」と呼びかけました。

台風と内定式

こうした中、ネット上では10月1日に予定されている内定式に出席を予定している学生たちのつぶやきがあふれています。

「台風、日本縦断コースかよ。飛行機とべるんかよ〜」
「内定式、台風で電車動かなくなること見越して前乗りする予定。ホテル代無駄な出費多すぎる」

事前に延期を伝えられたケースや「連絡なし」の学生もいます。

「内定式延期か。この台風じゃ当たり前か」
「きのう髪切ったのに台風のせいで延期」
「台風直撃に際して企業から内定式のアナウンスがない不安」

リトマス紙台風!

受け止めはさまざまですが、中には会社を試す機会と捉える人もいます。

「その会社どんな対応するかな?台風来ると分かってて来いというかな?リトマス紙台風!」

「企業の対応力が試される逆面接感ある」

実際に「中止」の決定を伝えられた外資系の製薬会社に内定している首都圏に住む22歳の男性は、就職活動中にこの会社から「社員に優しい会社だ」とアピールされ、入社を決めるきっかけの一つになりました。

10月1日に予定されていた内定式の中止をメールで伝えられたのは4日前の9月27日のこと。

大学生は「会社選びの際に言ってくれたことばを今回の台風で実践してくれたような気がしてよかったと思う」と話してくれました。

別の会社に内定している21歳の女子大学生は9月28日に中止の連絡を直接電話で受けました。

「一生に一度の内定式がなくなってしまうことは残念。でも、参加者の安全にきちんと配慮してくれた決断に安心もしています。自分が入社したあとも台風や交通機関のトラブルの際に無理な出社を求めない、社員のことを考えてくれる企業なのではないかと期待が高まっています」

もしかしてブラック?

一方で、予定どおり開催の知らせを受けた大学生。

「内定者『電車止まるかもしれないんですけど』
 会社側『タクシーで来て下さい』
 さっそく社会人の洗礼を受けてる」

「内定式やるけど台風で電車気をつけてねーという電話がきたからブラックかもしれん」
(リンク先に続きあり)