キャッシュカードを狙った手渡し詐欺被害を未然に防ごうと、草加署は管内の金融機関と協力して、警告シールの配布を開始した。同署管内の草加、八潮市の金融機関67店舗の利用客に対し、窓口などで特殊詐欺への注意喚起を行うとともに、シールを配布をして注意を呼び掛ける。

 キャッシュカードを狙った手渡し詐欺被害を未然に防ごうと、草加署は管内の金融機関と協力して、警告シールの配布を開始した。同署管内の草加、八潮市の金融機関67店舗の利用客に対し、窓口などで特殊詐欺への注意喚起を行うとともに、シールを配布をして注意を呼び掛ける。

 同署管内は特殊詐欺被害の認知件数が県下ワーストで、今年は特にキャッシュカードなどを犯人側に手渡す「カード手交型」の被害が多く、全体の約6割を占めているという。作成したシールはカードケースなど身近な物に貼り付けられ、カードを利用する際などに手渡し詐欺の警告を促す2種類の絵柄が描かれている。計1万枚作成した。

 シールには「カード渡しちゃダメダメ」「その笑顔詐欺犯人」などの文言とともに、警察官や詐欺犯のイラストが描かれている。イラストは元イラストレーターの男性署員が担当した。

 シールの配布を開始した埼玉りそな銀行草加支店の高木玲宏支店長は「地域の金融機関として協力し、少しでも詐欺被害を減らしていきたい」、草加署の新井共実署長は「カードは渡してはいけない、暗証番号も教えてはいけないということを、シールを見るたびに思い出してほしい」と話していた。

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窓口の受付(イラストレーターでありません)
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肝心のイラスト
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