https://jp.reuters.com/article/morgan-stanley-results-idJPKCN1MQ215

ビジネス
2018年10月16日 / 16:23 / 5時間前更新
米モルガンS、第3四半期利益が予想上回る 株取引・引受事業が好調
[16日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレー(MS.N)が発表した2018年第3・四半期(7─9月)決算は、株式取引や株式引き受け事業の好調が寄与し利益は市場予想を上回った。

株式取引部門の収入は7%増加。

債券取引部門の収入は1%増加。10%の減収だったゴールドマン・サックス(GS.N)やJPモルガン・チェース(JPM.N)と比べて健闘した。

総収入は予想を上回る7.3%増加。株式引き受け事業の62%増収に押し上げられた。

金融危機の痛手を引きずっていた2010年にトップに就任したジェームス・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、問題ある事業から撤退し、堅実に収入を生む事業に集中するなどして健全な体質を取り戻した。

しかし、アナリストの中には、将来の成長戦略に疑問を投げかける向きもいる。株価は年初から17%下落し、S&P金融株指数.SPSYをアンダーパフォームしている。

総収入への寄与が最も大きいセールス・トレーディングの収入は7.5%増加した。

純利益(会社帰属)は21億1000万ドル、1株あたり1.17ドルで、前年同期(17億8000万ドル、0.93ドル)を上回った。

リフィニティブのI/B/E/Sデータによるとアナリストの1株利益予想は1.01ドルだった。