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イスラエル、シリアにS−300が配備されたのを恐れる=マスコミ
中東
2018年11月02日 17:07

イスラエルは、シリアの地対空ミサイルシステムがロシア軍機IL−20を誤って撃墜した9月17日以降、シリアで独自の軍事作戦を一度も行っていない。Contra Magazineが報じた。
スプートニク日本

Contra Magazineによると、イスラエルは、シリアにロシア製地対空ミサイルシステムS−300が配備された後、シリアへの空爆を停止すると発表したことは一度もないが、IL−20撃墜後、イスラエルのメディアは、かつて詳細に報じていたシリアへの攻撃を一切伝えていない。

またContra Magazineは、攻撃は続けられているがそれについて単に報道しなくなったとする説は、事実上、除外できるとの見方を示している。
シリアへのS-300供給に関する決定は、9月17日にロシア軍機IL−20が撃墜されたのを受け、承認された。

9月17日、ロシア軍機IL−20がシリアにあるフメイミム基地へ戻る途中、シリア沖35キロの地中海上で撃墜された。当時、イスラエルの
F-16戦闘機4機がシリアのラタキアの施設を攻撃した。ロシア国防省によると、イスラエルがこの空爆についてロシア側に通知したのはそれが始まるわずか1分前であり、F-16戦闘機の所在地については通告せず、攻撃領域に関する誤解を招いた。

国防省は、イスラエルの操縦士らはロシアのIL−20を盾にしてシリアの対空ミサイル攻撃を防ぎ、IL−20はS-200ミサイルシステムによって9月17日22時03分に撃墜され、ロシア軍人15人が死亡したと発表した。

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