中国外貨準備高は予想上回る減少、当局が「介入強化」の可能性
2018年11月7日 / 20:06
https://jp.reuters.com/article/cnina-reserve-fall-idJPKCN1NC1E0

[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が発表した10月末の外貨準備高は前月比339億3000万ドル減の3兆0530億ドルと、予想以上の減少となった。10月末の外貨準備高は1年半ぶりの低水準。

1ドル=7元を超える元安を回避するため、当局が介入を強化している可能性がある。
減少幅は2016年12月以降で最大。9月は226億9000万ドル減だった。
ロイター調査では、270億ドル減の3兆0600億ドルと予想されていた。
国家外為管理局は、国際資産価格の調整とドル指数が2.1%上昇したことが影響したと説明している。
同局は、10月の国内商業銀行による外貨売り越し額が30億ドル前後となり、9月から80%以上減少した可能性が高いとの見方を示した。
人民元は10月に対ドルで1.5%下落。7カ月連続の下落となった。