https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181108/k10011703931000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008

覚醒剤大量密輸で主導的役割か 香港の警察が暴力団組長拘束
2018年11月8日 22時44分

去年、茨城県沖で470キロ余り、末端価格300億円以上の覚醒剤が船で密輸された事件で、事件の主犯格とみられ海外に逃亡していた暴力団組長が香港の警察に身柄を拘束されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は今後、身柄の引き渡しを求め日本に移送して取り調べる方針です。

去年8月、茨城県ひたちなか市の沖合で、海外から船で運ばれた474キロ、末端価格で300億円以上の覚醒剤が見つかり、海上で受け渡す「瀬取り」と呼ばれる方法で密輸したなどとして、複数の暴力団員などが覚醒剤取締法違反の罪で起訴されています。

これまでの捜査で、国際的な薬物の密輸組織が関わっているとみられ、警察は事件の主導的な役割を果たしたとして住吉会系暴力団組長の海老澤浩容疑者(58)の逮捕状を取り、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配していましたが、香港の警察に身柄を拘束されたことが捜査関係者への取材でわかりました。

警察は今後、香港に捜査員を派遣するとともに、海老澤容疑者の引き渡しを求め日本に移送して取り調べる方針で、密輸組織の実態の解明を進めることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181108/K10011703931_1811082238_1811082244_01_02.jpg