スパコン世界ランク米国2連覇 日本は7位に後退
11/12(月) 23:24配信
産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000606-san-soci

 スーパーコンピューターの計算速度の世界ランキング「TOP500」が12日発表され、米国のスパコンが2連覇を果たした。日本の最上位は産業技術総合研究所の「AI橋渡しクラウド(ABCI)」で、6月に発表された前回ランクの5位から7位に後退した。

 首位は米オークリッジ国立研究所の「サミット」で、計算速度は毎秒14京回以上(京は1兆の1万倍)。一方、米国と激しい開発競争を繰り広げてきた中国勢は、前回2位の「神威太湖之光」が米国の「シエラ」と入れ替わりで3位に順位を下げ、米国勢の好調ぶりが際立った。

 日本はほかに、東京大・筑波大の「オークフォレスト・パックス」が14位、理化学研究所の「京(けい)」が18位で、いずれもランクを2つ落とした。

 主なスパコンの順位と計算速度(1秒間の浮動小数点計算回数、京は1兆の1万倍)は以下の通り。

(1)米オークリッジ国立研究所「サミット」 14京3500兆回

(2)米ローレンスリバモア国立研究所「シエラ」 9京4640兆回

(3)中国・無錫スパコンセンター「神威太湖之光」 9京3014兆回

(4)中国・広州スパコンセンター「天河2A」 6京1444兆回

(5)スイス・国立スパコンセンター「ピーツ・ダイント」 2京1230兆回

(6)米ロスアラモス国立研究所「トリニティー」 2京158兆回

(7)産業技術総合研究所「AI橋渡しクラウド(ABCI)」 1京9880兆回

(8)独ライプニッツ研究センター「スーパーMUC−NG」 1京9476兆回

(9)米オークリッジ国立研究所「タイタン」 1京7590兆回

(10)米ローレンスリバモア国立研究所「セコイア」 1京7173兆回

(14)東京大・筑波大「オークフォレスト・パックス」 1京3554兆回

(18)理化学研究所「京」 1京510兆回