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薬価 引き下げの見通し 来年10月改定へ 消費増税に合わせ
2018年11月18日 4時18分消費増税

薬の価格をめぐり、厚生労働省は、消費税率引き上げに合わせ、来年10月に改定する方向で調整に入りました。薬の価格は、ことし4月に続き、2年連続で引き下げとなる見通しです。

来年10月に消費税率が引き上げられれば、医薬品や医療機器などを仕入れる医療機関の負担が重くなるとして、厚生労働省は、医師の人件費などにあたる「本体」部分と、薬の価格などの「薬価」部分からなる診療報酬を引き上げて負担軽減を図る方針です。

このうち「薬価」の改定について、厚生労働省は、消費税率の引き上げに合わせて、来年10月に行う方向で調整に入りました。

改定では、税率の引き上げ分を上乗せする一方、国の定めている価格より低い市場の取引価格に近づけるとともに社会保障費の伸びの抑制につなげるため、全体としてはことし4月に続き、2年連続で引き下げとなる見通しです。

厚生労働省では、市場価格の調査結果を踏まえ、具体的な改定幅などの調整を本格化させることにしています。