2018年11月21日09時40分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

韓国の電子商取引企業クーパンがソフトバンクのビジョンファンドから20億ドルの投資を受けると20日、明らかにした。2015年6月にソフトバンクグループから10億ドル投資を受けたが、今回は追加の投資となる。

この投資金額は韓国国内のインターネット企業では過去最大規模で、クーパンは自社が持つ記録を再更新した。今回の投資を受け、クーパンは顧客のための技術革新を継続する計画だ。

孫正義ソフトバンクグループ会長兼CEOは「キム・ボムソク代表が見せた巨大なビジョンとリーダーシップはクーパンを韓国eコマース市場のリーダーに、世界で最も革新的なインターネット企業の一つに成長させた。顧客に多くの価値を提供しているクーパンと提携できることを誇りに思う」と述べた。

韓国の電子商取引市場はすでに世界5番目の規模で、世界で最も速く成長する市場に挙げられる。クーパンは韓国最大手の電子商取引企業で、2018年の売上高は2年前の倍以上の5兆ウォン(約5000億円)と見込まれる。現在クーパンは1億2000万品目の商品を販売し、うち400万品目を「ロケット配送(注文翌日に宅配)」している。2018年9月にロケット配送の累積配送量は10億個を超えた。クーパンで1年間に50回以上購入する顧客は数百万人にのぼり、韓国人の2人に1人がクーパンのモバイルアプリを設置している。

クーパンの技術は成長を加速している。ロケット配送は一日100万箱を超え、クーパンのクラウドプラットホームは配送量が普段の倍に増える突然の需要増加にも対応できる。クーパンの決済サービス「ロケットペイ」(前年比200%成長)は「ワンタッチ決済」など便利なショッピング経験を提供し、数百万人の顧客が毎年数兆ウォンをロケットペイで決済している。クーパンのデータプラットホームは毎日3億件以上の商品検索結果を瞬時に顧客に提示する。

キム代表は「クーパンはその間、顧客の生活を画期的に便利にする技術革新のために休むことなく突き進んできた」とし「ソフトバンクとのパートナーシップを通じてデータと物流、ペイメントプラットホームを革新していきたい。顧客は『クーパンなしにどのように暮らしていたのだろうか』と感じることになるだろう」と述べた。

https://japanese.joins.com/article/344/247344.html?servcode=300&;sectcode=300