この3カ月で現役慶大生が5人逮捕された。しかも1つの事件ではなく、4件で5人だ。

10月16日、準強制性交の疑いで逮捕された「ミスター慶応」こと経済学部2年の渡辺陽太容疑者(22)が、19日までに別の女性に対する準強制わいせつ、昏睡強盗の容疑で再逮捕され、理工学部2年の光山和希容疑者(22)、当時19歳だった1年の男(20=氏名非公表のため学部は不明)も同容疑で逮捕された。

現役慶大生をめぐっては、9月にも慶応幼稚舎出身で高校時代はラグビーの全国大会にも出場した総合政策学部の学生(22)が、大麻取締法違反の疑いで逮捕。

先月は京王井の頭線で女子大生に痴漢をした上、線路に降りて逃走した商学部1年の学生(20)が、東京都迷惑防止条例違反と威力業務妨害の疑いで逮捕されている。

現役学生が1人逮捕されただけでも大問題なのに、この短期間に5人というのだから異常だ。

それも薬物、痴漢、逃走、レイプ、わいせつ行為、昏睡強盗というのだから、どれも立派な犯罪だ。

慶大生といえば、2年前にも「ミス慶応コンテスト」を主催する「広告学研究会」のメンバーが10代の女子大生に酒を飲ませ、集団でレイプし、その様子を動画撮影するという「事件」があったばかり(書類送検され不起訴処分)。

この時も大学側はHPで<大学として可能な限りの調査を行いましたが、報道されているような事件性は確認できなかった>と幕引きを図った。

今回は何と答えるのか。

「今年、これまでに逮捕された学生は5人ですか」と広報室に確認したら、「逮捕者の累計についてはこちらは警察ではございませんので、本学からはお答えいたしかねる状況でございます」と木で鼻をくくったような対応。

さらに「これだけ多数の逮捕者が出たことについて、大学としてどう受け止めているのか」と尋ねると、「今回の学生の逮捕を受けまして本学のウェブサイトにですね、11月20日付でコメントを掲載させていただいてますので、そちらをご確認いただければと思います」との答え。

後は何を聞いても、「お答えは控えさせていただきます」の一点張りだった。

10月16日にすでに3人目の逮捕者が出ているというのに、何を今さらではないか。

https://netallica.yahoo.co.jp/news/20181124-39989016-a_aaac