ヘリ吹き下ろす風が強まり落石か

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20181129/1040004949.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

去年、山梨県の山中で警察のヘリコプターによる救助を待っていた遭難者に落石が直撃し
死亡した事故で、運輸安全委員会は、機体が前進しながら接近したため、
回転翼から吹き下ろされる風が強くなり、落石を誘発した可能性があるとする調査結果をまとめました。

去年5月、山梨県丹波山村の山中で警察のヘリコプターが遭難した男性をつり上げて救助しようとした際、
多くの石が転がり落ち直撃を受けた男性が死亡しました。
運輸安全委員会が公表した報告書によりますと、現場は落石が起きやすい急斜面で、
機体が前進しながら接近したため、回転翼から吹き下ろされる風が強くなり、
落石を誘発した可能性があるとしています。

当時はほぼ無風で、落石が起きたあと、救助地点の上空のより高い位置から、
徐々に高度を下げながら再び接近した際は落石はなかったということです。

運輸安全委員会は、ヘリコプターで救助者をつり上げるときには、
吹き下ろす風が地上に及ぼす影響を少なくするよう、地形の特徴や風を十分に考慮して
接近方法を決める必要があるとしています。

11/29 10:18