イランのアラーグチー外務次官が、「日本にイランからの原油輸入を削減させようとするアメリカの圧力行使は失敗した」と語りました。

アラーグチー次官は共同通信のインタビューで、「日本はこれまで、イラン核合意を遵守している。この国際合意への違反を迫ってきたアメリカの圧力にもかかわらず、これまで通りこの合意を支持している」と述べました。

また、全ての関係国によるイラン核合意遵守の重要性を強調するとともに、「日本が、同国とイランの経済・通商協力継続の阻止を狙った、イランからの原油の輸入停止という、アメリカの圧力に屈しないよう希望する」としました。

さらに、イランからの原油輸出をゼロに押さえ込むというアメリカの計画は実現不可能だとし、「イランは常に、原油輸出に向けた何らかの道を見出してきた」と語りました。

日本の河野外相は30日金曜、イタリア・ローマでイランのザリーフ外相と会談した際、アメリカのトランプ大統領による核合意違反にもかかわらず、イランがこの合意を遵守していることに謝意を表明し、「アメリカの行動に関係なく、この国際合意支持という日本の立場は変わっていない」と述べました。




PARS TODAY 2018年12月01日20時51分
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