女性を監禁し、わいせつ行為をしたなどとして、監禁致傷や強制わいせつ致傷などの罪に問われている徳島市の無職女(26)と、夫で解体業の男(34)両被告の裁判員裁判の初公判が3日、徳島地裁であった。
両被告は起訴内容を大筋で認めた。

検察側は冒頭陳述で「金に困っていた2人は、出会い系サイトで知り合った被害者から金を巻き上げようと計画。
風俗店で働かせて給料を奪うことも話し合い、監禁のための手錠なども購入していた」と指摘。
「わいせつ行為で体を傷付けた上、風俗店に連れて行き、接客をさせた」と非難した。

起訴状によると、両被告は今年1月、女性を3日間自宅に監禁。
陰部に木刀を押し入れるなどし、12日間のけがを負わせた。
また、知人の男女2人と共謀して風俗店で女性を働かせ、給料などを脅し取ったとしている。

事件では、性犯罪の厳罰化による判例変更を受け、性的意図のないわいせつ行為に対し強制わいせつ致傷罪が県内で初適用された。
両被告は主犯格とされる。

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