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ノーベル賞授賞式は11日未明 本庶さんにメダル
2018年12月10日 4時57分ノーベル賞

ことしのノーベル賞の授賞式が現地時間の10日(日本時間の11日未明)、スウェーデンのストックホルムで行われ、医学・生理学賞に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんにメダルと賞状が贈られます。

スウェーデンの首都ストックホルムでは、現地時間の10日午後4時半(日本時間の11日午前0時半)から、中心部にあるコンサートホールで、平和賞と文学賞をのぞくノーベル賞の授賞式が行われます。

日本からは、がんの免疫治療を医療として確立した業績で医学・生理学賞に選ばれた、京都大学特別教授の本庶佑さんが出席します。
本庶さんは和服で参加する予定で、1500人余りの招待客を前にスウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルと賞状を手渡されることになっています。

また、授賞式の後は、近くの市庁舎に場所を移してスウェーデン王室の王族らととともに晩さん会が開かれ、この中では本庶さんがスピーチをすることになっています。

ノーベル賞の授賞式では、毎年、地元の市民からも受賞した業績や受賞者に高い関心が寄せられるということで、特に本庶さんの業績はがんに関係するため関心が高いということです。

ストックホルムに住む69歳の男性は「受賞者の中で気になるのは、がんの優れた治療法を発見した人です。晩さん会のスピーチは、例年すばらしく、特に楽しみにしています」と話していました。

また、地元の大学に勤務する66歳の女性は「ことしは医学・生理学賞の分野で日本の研究者が受賞しましたね。彼の研究は、がんの治療において、とても重要で、私の教え子の中にも本庶さんの記念講演を聴きに行った学生がいます」と話していました。

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ノーベル賞授賞式で本庶さんが着る和服 準備整う
2018年12月10日 5時49分ノーベル賞

ノーベル賞の授賞式がスウェーデンのストックホルムで行われるのを前に、京都大学特別教授の本庶佑さんなどが着用する和服の準備がほぼ終わり、着付けができるよう整えられています。
ノーベル賞の授賞式は、スウェーデンのストックホルムで日本時間の11日未明に行われ、医学・生理学賞を受賞する京都大学特別教授の本庶佑さんと妻の滋子さんなどは和服で出席する予定です。

この和服の着付けを行うため、東京 港区にある美容室から美容師3人がストックホルムに招かれています。

今回は、本庶さん夫妻のほか、招待した大学関係者とその家族など合わせて8人の着付けを行うということで、ホテルの一室では美容師が着物のしわをアイロンで伸ばしたり、ヘアメイクの道具を整理するなどして準備がほぼ終わり、着付けができるよう整えられています。

この美容室では、これまでにも2回、ノーベル賞の授賞式のためにストックホルムで着付けを担当しているということです。

美容師の与儀みどりさんは「今回は3回目で現地の状況もよくわかるので準備も順調です。式は長時間にわたるので、着崩れしないよう着付けの際に細かい調整を行うつもりです。世界中に日本の伝統文化を知ってもらうよい機会になればと思います」と話していました。
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