岐阜県は10日、同県関市内のイノシシ飼育施設で、イノシシから豚コレラウイルスの陽性反応を確認したと発表した。9月に岐阜市で最初の発生が確認されて以来、飼育施設で感染が確認されたのは4例目。

 県によると、豚コレラの発生が確認されたのは民間の施設で、猟犬の訓練などに使うためイノシシを飼育しているという。

 県は、イノシシの殺処分や埋却などの防疫措置をとるとともに、10日正午から家畜伝染病防疫対策本部員会議を開いて今後の対応を検討する。

 岐阜県内では、養豚施設での豚コレラの感染がこれまでに3例確認されている。野生のイノシシにも感染が広がっており、これまでに70頭に達している。

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