三菱重工が、オリンピックイヤーの2020年に打ち上げを目指し開発を進める、新型ロケット「H3」。

 12月5日、愛知県半田市の日本車輌で公開されたのは、「H3」ロケットを運ぶ専用運搬台車、通称“ドーリー”です。

 巨大で頑丈な車体は全長25メートルあり、その下には56輪ものタイヤがズラリと並んでいます。

 この”ドーリー”は組み立てたロケットを載せ、発射地点まで運び届ける専用の車なのです。

新型ロケット「H3」の開発に伴い、“ドーリー”もリニューアルされたのです。

「それぞれの車輪が自在に動くようになっています」(記者)

 日本の最先端技術が搭載されている“ドーリー”は、56輪のタイヤがそれぞれ独立して動き、速度や進行方向を細かくコントロールすることができます。 そのため目的地点まで自動運転で、誤差を2センチ以内にとどめ、正確にロケットを運ぶことができるのです。

その能力を生かし、高さ63メートル、25階建てのビルに相当するH3ロケットを、優しく確実に運ぶのが”ドーリー”の使命です。

「どんどん機体も、できてくる。2020年の打ち上げに向けて、しっかり取り組んで、初打ち上げに臨みたい」(JAXA 服部昭人さん)

 「H3」ロケットの打ち上げに向け、着々と準備が進められているようです。

https://www2.ctv.co.jp/news/2018/12/06/33057/
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