【ニューヨーク=関根沙羅】18日の米原油先物市場で、指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート、期近物)が大幅続落した。終値は前日比3.64ドル(7.3%)安の1バレル46.24ドルで、2017年8月以来の安値水準。世界景気の減速が懸念されるなか、米国とロシアによる原油供給量増加を受け、需給が緩むとの観測が相場に下落圧力をかけた。


米エネルギー情報局(EIA)は17日、年末までに米国のシェールオイルの1日の生産量が800万バレルと過去最高水準に達するとの見方を示した。また、ロイター通信がロシアの12月の生産量が過去最高に達したと報道したことも供給過剰の懸念を強めた。心理的な節目とされていた50ドルを下回ったことも売りの加速につながった。

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